古い賃貸のリノベーションの考え方
賃貸市場は飽和状態です。毎年のように新築が生まれている一方で、築古の賃貸は顧客を奪われ続けています。
そこで対策としているのが中古物件のリノベーションですが、今回は弊社の考えるリノベーションの一例をご紹介します。
一般的に多い方法は、古い設備や建材を一新して少しでも若返りを図るというリノベーションです。
この方法は多額のコストがかかる事や改装しても築浅には勝てないという現実があり、弊社ではおすすめしておりません。
弊社が行っているのは"古さを活かしたリノベーション"です。
古いものの独特の雰囲気をうまく演出する事で改装費用を抑えつつリノベーションを行います。
例えるならビンテージのジーンズは古くても味わいがあり、新品にはない魅力と価値を有しています。
目指すべきは、このような新しい魅力を生み出すリノベーションです。
更に、古さを残すことにより多少の傷や汚れは味わいとなり、退去時の修繕費を大きく削減できるのも大きなメリットです。
◆今回は築37年のアパートの改装事例をご紹介します。
施工は玄関横壁とリビング壁にブリックタイル施工を施し、建具などの傷はあえてペイントで塗り替えています。
また、天井には飾り梁を配置して、これもペイントで仕上げています。
古さを残しつつもそれがデザイン(魅力)に生まれ変わったのではないでしょうか。
このような味わいは新築では表現する事が非常に難しく、築古い物件だからこそ生み出せる魅力です。
各部のペイントもこの雰囲気に溶け込んでおり、協調して魅力を生み出します。
新築よりもこのような雰囲気の方が好きという方も意外と多いのではないでしょうか。
年代、色、テクスチャー等をうまく組み合わせて表現するので、経験やノウハウが必要です。
あなたの所有する賃貸も数十年後には築古の賃貸になってしまうことを念頭において、今から準備しておくことが大切だと思います。
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