持ち家派よりも賃貸派が増えている!?
明けましておめでとうございます。
2020年を迎えました。東京五輪・パラリンピックが開催されますが、開催前と後で日本の景気はどうなるのでしょうか。11月にアメリカ大統領選挙も行われますが、米中の貿易戦争や中東問題、それによる日本への影響は?
とにかく平和で災害のない1年でありますように!
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今年最初のテーマは
「持ち家派よりも賃貸派が増えている!?」
です。
下のグラフをみても、20~50代の持ち家比率は30年前と比較しても顕著に下がっていることがわかります。
総務省統計局「住宅・土地統計調査」より
このグラフは2013年で比較していますが、2018年でみるとさらに下がっているのです。
その要因として挙げられているのが、この3つ!
①住宅価格の高騰
②ライフスタイルの変化
③生涯未婚率の増加
①都市部を中心とした住宅価格の高騰
一つは、インバウンド需要によって都市部やその周辺エリア、そして観光地を中心に地価が上がっています。(滋賀県でも大津や草津の駅前は高騰しています。)
加えて近年建築業界は、若者離れ・離職率の増加で深刻な人手不足が進んでおり、人件費の高騰により住宅の建築費は年々単価が上がっているのです。
住宅生産団体連合会「戸建注文住宅の顧客実態調査」より
東日本大震災の復興や東京五輪・パラリンピックが終われば一息つくと思われますが、いずれにせよ建築業界は労働面でマイナスイメージが強いため、給与面や休日の確保など働き方改革を断行し、若い労働力の確保が急務と言えます。
②ライフスタイルの変化
非正規労働者の増加や、転職率の増加で、収入や勤務場所が安定しないことが挙げられます。
無理して住宅ローンを組み、縛られた生活を送るくらいなら、賃貸で伸び伸びと暮らしたいと考える方が増えてきているようです。
さらに、良質な賃貸住宅が増えてきているのも要因の一つと言えます。
③生涯未婚率の増加
結婚に固執しない男性や女性が年々増えています。そのような単身世帯はそもそも持ち家を必要としないという訳です。
出生率も年々減ってきており、結婚しても夫婦二人だけ、もしくは子供一人の核家族が多く、賃貸で十分という考え方になるのでしょうね。
国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」より
「持ち家か賃貸かどちらがお得か?」という議論はよく行われますが、金銭的な損得勘定よりも、「自分のライフスタイルや人生計画を考えたときにどちらが向いているか?」という発想で選択される方が増えてきているのかもしれませんね。
ここまで賃貸を推しておいて心苦しいのですが、ちなみに私は持ち家派です笑
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