「GAFAM」の時価総額をみて思うこと
少し前に、
アメリカの5大企業『GAFAM』(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)の時価総額の合計が560兆円となり、日本の東証1部約2170社の合計550兆円を上回った
という記事が話題になりました。
※時価総額とは「現在の株価 × 発行済み株式数」のことで、企業価値を表す指標です。
これからもこの5社を含めアメリカの企業が世界の株式市場を引っ張っていくのでしょうが、なぜ日本とこれだけ差がついてしまったのでしょう?少なくとも30年前は日本が世界をリードしていたわけです。
恐らく
『起業』というものに対しての考え方の違いに他ならないのではないかと思います。
日本では未だ、若者が「独立して起業する」と言うと、ほとんどの大人が反対します。
一流大学に入学して官僚や一流企業に就職することが最も評価される文化は今も昔も変わりません。「お金」に関する教育を受けてこなかったことが原因と言われています。
アメリカは違います。むしろ起業して経営者として成功する人が最も尊敬される国なのです。
若者が元気で、次から次へとベンチャーやスタートアップ企業が生まれるわけですから、経済が滞留せず常に活気があるアメリカが、株式市場において日本を圧倒するのは必然なのかもしれません。。。
今の日本、特にサラリーマンに明るい未来はありません。
終身雇用や年功序列の崩壊、給料が増えないシステム構造、アフターコロナの社会などを鑑みても、今こそ
『独立』『転職』『副業』
を考える絶好のタイミングではないでしょうか!(どんなまとめ方や!笑)
ちなみにこちらは世界時価総額上位20社です。
日本の最上位は46位のトヨタ自動車になっています。
こちらは上位50社の国別シェア
上位50社のうち約70%がアメリカの企業。「アメリカ1強」ということに疑う余地はありませんが、中国が台頭していることが興味深いですね。
いまや中国はGDP世界第2位。アメリカに肉薄してきています。3位の日本は大きく差をつけられてしまいました。(日本は2029年にはインドにも抜かれる公算だそうです)
GAFAに対抗するように、中国にはBATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)というBIG4が急成長しており、世界経済への影響力はGAFAを脅かすほどとも言われています。米中の貿易摩擦だけでなく、この「GAFA」と「BATH」の経済覇権争いにも注目していきたいですね。
日本企業の時価総額ランキングも載せておきます。日本はIT、インフラ業界というよりもまだまだ製造業が強いですね。
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